藤巻秀夫 編著
税込価格:3000円+税
ISBN978-4-8429-1578-4
A5判
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並製
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306頁
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2012-05発行
地方自治はそれを形作る法的な枠組みとその実践場面である行財政とが相互に関連する領域であり、両者を理解してはじめて全体像を把握することができよう。しかし、学問分野が異なることから、これらを体系的かつ総合的に概観することは難しく、本書はそれらを盛り込んだ画期的な内容といえるだろう。制度疲労を起こし、運用も多くの課題を抱えている部分もある。憲法が保障する地方自治の意義を再確認し、健全な自治体運営をするにはどうすればよいか、地方自治の現状と課題を浮き彫りにする
目次
序論:地方自治総論
第Ⅰ部:地方自治法
第1講:自治体と国の関係
第2講:地方公共団体
第3講:自治体の事務
第4講:住民の権利
第5講:議会
第6講:執行機関
第7講:条例
第8講:公の施設
第9講:自治行政に対する法的統制
第10講:関与
第11講:自治体財務法
第Ⅱ部:自治体行財政
第1講:福祉国家の発展・変容と自治行政
第2講:地方政治
第3講:予算循環
第4講:地方税
第5講:政府間財政移転
第6講:地方債
第7講:広域連携
第8講:人事管理
第9講:政策の形成
第10講:政策の実施と協働
第11講:行政改革と評価
第12講:危機管理と自治体