英国叙事詩の色彩と表現 『妖精女王』と『楽園喪失』 島村宣男　著 英語による叙事詩を、主要な色彩語語彙とその言語表現から読み解く斬新な研究書である。第１部は８世紀の口承詩『ベーオウルフ』、中核をなす第２部・第３部は近世詩人スペンサー『妖精女王』とミルトン『楽園喪失』にそれぞれ論及する。第４部では補...

ヌサリ 伊集院一馬　著 民俗学の調査で親友・瞭子の住む島を訪れた百合は次々に奇怪な現実に見舞われる。瞭子の突然の失踪、島の権力者・紀源市の不審死、その背景を探る百合が辿り着いたのは名家にまつわる意外な過去だった…… イジュウインカズマ ヌサリ ISBN978-4-8429-1178-6 4/6判上製324頁 2001-03-01 1575円 ...

歌集　野ぼたん 豊泉みどり　著子育ての明け暮れの中でわが子の姿や動き、日常生活でふと気にかかったものを綴った歌 子育ての明け暮れの中でわが子の姿や動きを自然に三十一文字になったのをきっかけに、日常生活でふと気にかかったものを綴った短歌。綴りためた717首を収載 トヨイズミミドリ ノボタンISBN978-4-8429...

響け、わたしを呼ぶ声 勇気の人・干刈あがた 小沢美智恵　著 「ウホッホ探検隊」など時代と女性をテーマに書き続けた作家・干刈あがたの生涯を照らし出す本格的評伝 軽妙な筆致で離婚家庭を描いた「ウホッホ探検隊」など、時代と女性をテーマに書き続けた作家・干刈あがたの生涯を照らし出す本格的評伝。胃がんのため49...

星を求むる蛾の想い 中世英文学における至福願望 多ケ谷有子　著 中英語期の多くの作品に共通する特徴は至福や理想への激しい希求である。それが一方ではホイジンガの描く過激で過剰な反応を生みだしもう一方で真摯な希求を描く多くの文学作品を生みだしてきた。そこに描かれた至福や理想への夢や希求は普遍である。そ...

もうひとつのいばら姫 板倉敏之／佐藤茂樹　編訳　編著 杉田正樹／浜田恂子／藤原怜子　訳 メルヘンに向けられる最近の関心の大きさは目をみはるものがある。人生に意味とロマンを求める、また生きるための「ヒント」を見出す、豊かな水脈としてメルヘンが見直されているからかもしれない。本書は「いばら姫」「灰かぶ...