「関係づくり」を大切にするボールゲーム指導

鈴木 理/土田了輔 編著
共著者:金子元彦/伊佐野龍司
本体価格:2000円
ISBN978-4-8429-1882-2
B5判 / 並製 / 100頁 / 2025-01発行

「関係づくり」に焦点を当て、限られた役割でゲームに参加したり、仲間と役割を分担しながら課題を解決したりしていくことを学ぶ方法を提案



 ゴール型、ネット型、ベースボール型という「型」ベースの球技の授業づくりに当たって、各種目に専門特化した個別理論ではなく、種目横断的な視点から球技という文化領域を形づくるための一般理論を立ち上げ、体育授業の実践現場に周知していくことを目指す。練習を一通りしてからゲームに参加して「動きづくり」を身に付けることは、様々な体格体力差のある子どもたちを相手に、体育の限られた授業時間内には難しいことだろう。「関係づくり」に焦点を当て、限られた役割でゲームに参加したり、仲間と役割を分担しながら課題を解決したりしていくことを学ぶ方法を提案する。

目次


第1講 一般理論の必要性
第2講 ボールゲーム指導のねらい
第3講 ボールゲームの仕組み
第4講 ボールゲームの攻防
第5講 ボールゲームの戦術
第6講 ボールゲームのルール
第7講 ボールゲームへの参加
第8講 ボールゲームの指導内容
第9講 ボールゲームの観察とフィードバック
第10講 ゴール型の指導内容開発
第11講 ゴール型の教材演習
第12講 ネット型の指導内容開発
第13講 ネット型の教材演習
第14講 ベースボール型の指導内容開発
第15講 ベースボール型の教材演習
むすび ボールゲーム指導の展望