これからの保育と教育(第2版)

吾田富士子 編著
共著者:篠原郁子/門田理世/大庭三枝/渡邊哲也/渡邊由恵/諫山裕美子/上垣内伸子
本体価格:1900円
ISBN978-4-8429-1786-3
B5判 / 並製 / 124頁 / 2020-09発行

乳幼児期の遊びの意義、保育や幼児教育の本質を、誕生から生涯にわたる教育体制に的確に位置付ける



乳幼児期の遊びの意義、保育や幼児教育の本質を、誕生から生涯にわたる教育体制に的確に位置付ける
近年の脳神経科学を主とした発達研究などにより「人生の初期」が世界的に注目されてはいる。しかし、教育内容や到達度、評価が明確な学校教育に比べ、子どもの主体性を重視し、「遊び」と「生活」を通して全人教育を行う保育や幼児教育は、教育内容も時に曖昧で多岐にわたり、評価も難しいのが実情である。本書では、長く理解されずにきた乳幼児期の遊びの意義、保育や幼児教育の本質を、誕生から生涯にわたる教育体制に的確に位置付け、子どもたちの保育・教育に携わる人々の進むべき道に寄り添う。制度改正を反映して改訂

目次


第1章 子ども時代はなぜ大切なのか? ―人生のはじまりの時期の重要性―
第2章 世界の子どもたちの保育・初等教育―OECDのStarting Strong事業―
第3章 日本の保育の現状と教育改革の方向性―子どもたちのために代えたこと、変えなかったこと―
第4章 保育・初等教育の目指す方向性―子どもの育ちと学びを支える基準―
第5章 保育・幼児教育のはじまりと思想―子どもを見つめた先人たち―
第6章 保育・幼児教育の特質―子どもの育ちと学びを支える関係性―
第7章 保育実践のなかで育まれる経験―子どもは「遊び」のなかで何を培うのか―
第8章 保育・教育とは―子どもが育つとはどういうことなのか?―