2013年労務理論学会学会賞(学術賞)受賞!
韓国の働く女性たちも日本の女性たちと同じような「壁」にぶつかり、そこで戦っているものの、非常にエネルギッシュである。そうした韓国の働く女性たちの「今」を明らかにし、「キャリアの壁」にいかに対処しているかを伝える。女性労働に関しては日本と似通った点も多い中での比較によって浮き彫りになってくるものは何かを探る。また、女性による働き方の選択についても論じ、キャリア・パスの壁を破るために、選択の幅を広げることの意味と重要性を考察する
目次
第Ⅰ部:働く女性たちの今
第1章:韓国の働く女性たち
第2章:高学歴化そして非正規化
第Ⅱ部:女性職の選択
第3章:韓国における秘書教育
第4章:韓国における秘書の位置づけ
第5章:女性職としての秘書
第6章:梨花女子大学秘書学科にみる二重規範
第7章:秘書職をめぐる選択行動
第8章:女性職域の選択
終章:まとめと残された課題