社会福祉ニーズの多様化・高度化という動きは、相談援助職に複合的な支援の充実を求めている。その土台として相談援助実習指導がある。本書の特徴は、①実習事前学習、実習、実習事後学習の各段階で習得すべき事柄の明確化、②図式化等視覚に訴えながらわかりやすく解説、③ステップアップの推薦書を挙げる、④実践を促すミニワークを設ける、⑤各項目は現役の実習担当教員の指導経験を踏まえ論じる、⑥実習生のみならず実習担当教員・指導者にとっても役立つ情報を記載、などである。福祉士養成における相談援助実習指導や実践に役立つ内容に特化
目次
第1部:実習事前学習入門
1~16:相談実習の理解/ソーシャルワーカー(社会福祉士)の資質と倫理/電話依頼の適切な方法 など
第2部:実習事前学習の基礎
17~39:実習先選定作業のコツ、誓約書の意味/実習計画書の作成方法/実習担当者とのオリエンテーション状況の確認 など
第3部:よりよい実習にするためのコツ
51~81:無気力な学生への対応/相手をありのまま受け容れるとは?/実習終了後の実習先との関わり方 など
巻末資料(ミニワーク)
1~14:考えてみよう 個人情報保護と守秘義務/記録の書き方 観察・分析・考察 など