
軍人であり、近代主要諸法典の編纂に携わった立法家であり、文化人であり教育者であった山田顕義。後半生の事績と人となりをたどる
目次
序文にかえて
近代法典編纂の父山田顕義/山田顕義生誕180年に寄せて ほか
第1章 山田顕義生涯のテーマ―恩師松陰の教えをもとに―
山田顕義の人生のテーマ/恩師松陰の教えと山田への詩訓 ほか
第2章 信念の人―慎重さと頑質さを信条として―
徴兵制論議/旧商法典の編纂と施行延期問題 ほか
第3章 小ナポレオンや法典伯の尊称と山田の履歴
小ナポレオンや法典伯の尊称/山田顕義の履歴
第4章 人間山田の肖像―人物像や私生活について―
山田顕義の人物像/山田顕義の私的日常 ほか
第5章 旧刑法典の編纂にみる山田顕義の視野―その先駆性と国際性―
拷問禁止令布告の経緯/旧刑法典編纂と山田顕義の先見性 ほか
第6章 明治2年の帰郷―名の選択や結婚のこと―
箱館戦争平定の賜暇としての帰郷/名の選択/結婚のこと
第7章 明治政権中枢にあっての出来事―兵部大丞から司法大臣まで、その時々の出来事―
第8章 明治25年の最後の帰郷と薨去―10月11日から11月17日まで―
第9章 刹那の追憶―死の瞬間のフラッシュバック―
終 章 山田顕義終焉の思い
山田顕義略年譜