
公務員を取り巻く環境も変化しており、「なり手不足」も顕在化している。公務員になるには採用試験をパスするための特別な準備を必要とし、また民間企業より採用決定も遅く、志半ばで頓挫してしまうことも多い。そうした中、優秀な人材を採用、育成するために公務員試験の多様化が進んでいる。本書では公務員試験でもインターンシップやボランティア経験が重視される時代が到来することを予期し、この2つの制度にスポットをあてる。社会の基盤たる公務員試験や行政組織が社会変革への挑戦を始めたという「流れ」を切り取った一冊
目次
はじめに
第1部 公務員試験制度の新動向
第1章 国家公務員試験制度の変遷と現況
第2章 地方公務員試験制度の変遷と現況
第3章 公務員試験制度の変遷と現況
第4章 公務員採用試験の多様化
第2部 行政分野におけるインターンシップとボランティア
第1章 国家行政機関でのインターンシップ
第2章 地方公共団体でのインターンシップ
第3章 行政分野でのボランティア
第4章 地方公共団体でのボランティア
第3部 非営利団体におけるインターンシップとボランティア
第1章 非営利団体と法人制度
第2章 非営利団体におけるインターシップとボランティアの事例研究
おわりに